花に惑う蝶掲載休止について
 花に惑う蝶に目を通して頂き、ありがとうございます。
 この連載は、2007年4月〜8月にかけて氷花続編として連載していたお話です。
 連載完結後、2007年11月に掲載休止とさせて頂きました。

 花に惑う蝶は、香月ハルカを主人公とし、彼が転校後の高校三年生の春を舞台としたお話でした。
 時系列としては、華水の月後のお話となります。
 当初、五話程度の番外短編連載を予定としておりましたが、ハルカを取り巻く残酷な環境、彼を支えるささやかな幸せなど、それらを深く書き込んでいく中、作者として伝えたいメッセージなどを大きく意識するようになり、結果全27話という長編になりました。
 連載時は、華水の月の三部と同時進行であったことから、その当時の人間関係をベースにお話を進めて参りましたが、華水の月結末後の人間関係等が花に惑う蝶の形になりえる可能性が100パーセントであるとは言い切れないことから、華水の月が最終章の四部へと突入したことを機に、読者様の混乱を避ける為、一時休載とさせて頂きました。

 完結後、設定的に矛盾がない場合は、続編として掲載することもあると思いますが、今の段階では再掲載は未定です。
 花に惑う蝶完結後、そして休載とした後も、多くの読者様から支持して頂けたこともあり、再掲載を前向きに検討している次第です。
 またお目にかかる機会があれば、その時はどうぞよろしくお願い致します。


2008年3月2日
水野 沙羅 拝