Outline
学園一と謳われている美少女美緒は、美しくミステリアスな校医薫と秘密の恋をしていた。ある日、無邪気で明るい薫の弟泉と出会い、二人は次第に兄妹のような関係を築いていく。楽しくて一緒にいるだけで幸せだった。ところがある疑惑をきっかけに、三人の関係が少しずつ壊れ始める。――僕は、この世で一番愛してはいけない人を愛してしまった。
Story 1
* が付くものは性描写あり [R18]
- [1] 水中花 *
- [2] 偶然と必然の相違
- [3] 囚われた瞳 *
- [4] 光と影の交錯
- [5] 揺れる波
- [6] 甘美なヒト
- [7] デリシャス
- [8] 生意気な天使
- [9] ストロベリーキス *
- [10] ポーカーフェイス
- [11] 可愛い束縛
- [12] 秘められた感情
- [13] 尊く美しい花
- [14] 風、恋し
- [15] 小猫の誘惑 *
- [16] 優しい雨、霞む月
- [17] 甘く疼く嫉妬心
- [18] 恋海に堕ちる
- [19] 恍惚の白昼夢 *
- [20] 憧れの残像
- [21] 不可侵の女神 *
Story 2
- [22] 花嵐の痕
- [23] 彷徨う人魚姫
- [24] 君の手を離さない
- [25] 煙る刹那の恋
- [26] 抱きしめたい
- [27] 最愛と最恋
- [28] 狂恋開花
- [29] 薄紅に煌めく
- [30] 真紅の熱情
- [31] 運命よりも君を愛す
- [32] 愛に色、月影にふたり
- [33] 甘い麻薬
- [34] ハラリ、華は散り泣き
- [35] 美火に身を焦がす
Story 3
- [36] 美男子の憂鬱
- [37] 冷静な愛 *
- [38] 愛玩少女 *
- [39] 1パーセントの嘘
- [40] 美艶にして、罪
- [41] 恋華依存 *
- [42] 涙時計
- [43] 白い雨色の街
- [44] 誓いを秘めた石
- [45] 愛しさを、この腕の中に
- [46] 闇に惑う哀恋
- [47] 月の涙に微笑みのキスを
- [48] 蜘蛛の糸
- [49] 君だけが僕のすべて
- [50] 二人を切り裂く幻影
- [51] 母親の涙
- [52] 親友と恋人の境界線
- [53] 水色の罠
- [54] 壊れゆく愛、届かない声
- [55] 紅の残痕
- [56] 恋ひ余る
- [57] 蒼い月
- [58] 信じる
- [59] 華の終焉
Story 4
- [60] ミルフィーユ
- [61] 恋敵のカレと彼
- [62] 遙かひらりと舞う
- [63] 氷の瞳
- [64] 薄氷に凛と咲く
- [65] 翳る月、忍ぶ恋人の影
- [66] 校医の理性
- [67] フェイクライン
- [68] キスで塞ぐ愛してる
- [69] ゲームマスター
- [70] 冷艶
- [71] 赦された罰
- [72] この恋は実らない
- [73] 例えば隣に君がいて
- [74] あの頃に戻りたい
- [75] 深海
- [76] 貴方がいなければ
- [77] 君の傍にいたい
- [78] 零れ落ちる
- [79] 天つ空に
- [80] 予防線
Other Story
華水の月は、二人の出会い編 【花影恋歌】、ハルカ登場編 【氷花】 の続編に当たるお話ですが、それらを未読の方でも、華水の月から問題なくお読み頂けます。その他番外編等もございますので、過去編を未読の方は、お時間のある時にでもサイト内よりご覧下さい。
Character
- 真中 美緒 -Mio Manaka-
- 高校二年生。学園一の美少女。優しくおっとりした性格だが、実は芯が強く一度決めたことは曲げない。
恋人である薫に常に振り回されており、なかなか素直になれず天邪鬼な面をよく見せている。 - 櫻井 薫 -Kaoru Sakurai-
- 学園の校医。ミステリアスで内心何を考えているか読めない。
美しく一見近寄りがたいクールな印象だが、物腰が柔らかくフェミニストな性格故、男女問わず人に好かれるタイプ。 - 櫻井 泉 -Izumi Sakurai-
- 薫の弟。大学生。容姿は薫に似ているが、天真爛漫で人懐こく、甘え上手の憎めない性格。
女遊びが激しく、本気の恋愛はしない主義。かなりの甘党であり、ケーキやアイスクリームをこよなく愛している。 - 結城 麻里 -Mari Yuki-
- 英語教師。薫の元彼女。美人で明るく行動派であり、生徒からの人気も高い。
薫に対して未練を抱いている。非常に情熱的であり、理性より感情に流されるタイプ。 - 香月 ハルカ -Haruka Kaduki-
- 転校生。外見は中性的であり、華やかで優しい顔立ちをしている。口は悪いが、内面はナイーブで優しい。
無愛想で他人に心を開かなかったが、美緒に出会い、愛されることの意味を知ることになる。